春待つ静寂の森
2月上旬、森林浴フィールドの下見がてら、森に行っていました。
今冬しっかり積もった雪も、日陰の少々を残すのみ。
静かでかすかに針葉樹のさわやかな香りのする、いい時間を過ごせました。
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私が「森林浴いいなあ」と思う理由。
その一つは、マインドフルネスとやらを知らなくても、森に行けば近い感覚を得られやすいと感じるからです。
数年前コーチングを受けていた時に、マインドフルネスを勧めてもらったことがありました。
まず、感情に気づくこと。
出来事と感情を切り分けること。
感情に気づいたら、呼吸に意識を向けること。
導入として、そんなことを教えてもらったと思います。
しかし、その時の私は常に感情の波浪警報が出っぱなしで、マインドフルネスのなんたるかがさっぱり分かりませんでした。
感情には気づいてます。
この感情をどうにか鎮めたりしたいんです。
気づいても、呼吸を意識しても、しんどいの何にも変わらないんですけど。。泣
そんな調子でまったくピンとこなかったマインドフルネス。
(その時もなんだかんだ山道ドライブたくさんしてました)
けど忘れた頃に少し「こういうことだったのかな?」と分かる部分が出てきたのが一年前。
そして森林浴ファシリテーターの講座でも出てくる「五感を意識するとよりリフレッシュできる」という点が、マインドフルネスな状態とも通じる部分があると思い、森林浴の案内時の参考にしようと一通り教えてもらうことにしました。
まだまだ序盤ですが、面白いです。
面白いけど、これを説明で伝えるのは至難の業だ、と思いました。
そりゃあ感情の嵐の中にいた私が、すぐに分かるはずがないです。笑
けど、意識の中で知らぬ間に振り回されている思考から、感覚モードへ切り替えるのに、森や自然の刺激は心地よく適しています。
なので、行けば勝手にマインドフルネス的な状態に近づけるのが森だと思うのです。
「理由はよく分からないけど、行けばなんだか気持ちいい」
どんな効果を感じられるかは人それぞれ。
そんなユルさも、自然に触れる醍醐味だなあと思ってます。